システムサイズとブレードサイズ
公開日:
:
最終更新日:2013/10/18
スピードスケート
システムサイズとブレードサイズ
こんにちわ
スピードスケート専門店 Speed Starの中山です。
梅雨入りしましたね。
練習環境が屋外、室内と変わることから、
練習メニューも右往左往すると思います。
室内は室内ならではの練習ができます。
こういう時にしか考えつかない練習メニューや
新たな技術って多いので、練習メニューを考える指導者は
適当な筋トレをするのではなく、
是非、「なにをすべきか」を一生懸命考えて練習メニューを考えていただきたいと思います。
さて、今日はロングトラックでよく話になる、
靴のサイズとスラップシステムのサイズとブレードサイズについてお話したいと思います。
よく、
「BONTのサイズ34を履いているのですが、ブレードはどれがいいでしょうか?」とか
「Vikingの靴のサイズが39なので、新しいブレードの39でお願いします」とか
このような質問をよく受けます。
私はこの手の質問を受けるときに、非常に悩ましく、心配していまいます。
なぜかというと
靴とスラップシステムは非常に重要な関係性を持ちますが、
スラップシステムとブレードのサイズはまったく関係がないからです。
例えば、
性別:男性
キャリア:全日本トップで有数の豪脚の持ち主
足のサイズ:39
の選手と
性別:女性
キャリア:初心者、 スポーツ自体が初めて
足のサイズ:39
の選手がいたとします。
(この時点でもう言いたいことはわかりますよね、、、)
靴のサイズは、足のサイズで決まりますから、二人とも39でしょう。
では、ブレードのサイズはいかがでしょうか?
ここまで強烈に脚力が異なる選手が同じブレードの長さを使用することが普通と考えられますか?
結論を申し上げあると、
ブレードの長さはスケーティングフォームや脚力と相関関係にあり、
靴のサイズとはまったく相関関係にはないのです。
この視点で各メーカーの分析を行うと、
メイプルは一つのシステムのサイズに、3つくらいのブレードサイズを選択できます。
バイキングはシステムのサイズとブレードのサイズは基本的には1対1ですが
個別に発注は可能です。時間がたくさんかかってしまいますが、、、
マーケージは、150mm、165mm、180mm、195mmとシステムと
ブレードのサイズを選択することができます。
といったように、各メーカー選択肢を保有していることからも
ブレードの長さと靴のサイズには相関関係がないことがわかります。
自分に合った靴のサイズ、
自分に合ったブレードの位置、
自分に合ったブレードのサイズ
自分に合ったバネの強度
を知るほうが、これまでたくさん論じているロックうんぬんよりも
遥かに記録に直結しますので、こだわり抜いてください。
追伸1
些細な質問が、実は重大な質問の場合がよくあります
どんなことでも遠慮なく、そして気楽に質問してくださいね
追伸2
すぐに欲しいという声があまりに多いので、一部商品のみ、在庫を持ち始めました。
靴やブレードを期待している方もいらっしゃるかもしれませんが、
そこはまだ先です、、、すいません、、、
砥石、や砥ぎ台など、これまでオススメしてきた速くなるための必須アイテムの
一部を在庫として持っています。
最短で翌日にお届けできます。
在庫品はこちら
http://office-speedstar.com/?tid=2&mode=f5
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