スピードスケート選手の計画的なオフの過ごし方
公開日:
:
最終更新日:2014/08/12
スピードスケート
暖かくなってきましたね。
各地方でもシーズンが終わってきました。
オリンピック選手は束の間の休息と、心の整理、今後の方針等、
身体を休めて、精神的なコントロールに努めているのでしょうか。
それ以外の選手は、つかの間のオフが近づいてきたと思っているのでは?
身体的、精神的なオフは必要不可欠ですので、必ず取ってくださいね。
ただし、本当にオリンピックでメダルを目指す(「オリンピックを目指す」ではないです)のであれば、
練習もオフも計画的に過ごさなければなりません。
何を申し上げたいかというと、
「オフの期間が来たからオフ」「日曜日だから休み」ではないということです。
逆に言うと、「シーズンが来たからシーズン」という考え方でもいけません。
こういう考え方で取り組んでいると、重要な身体造りの陸トレの段階で、不必要なトレーニングをしてしまうかもしれませんし、
重要なトレーニングに取り組めないかもしれません。
すると、確実にシーズンのスタートが遅れてしまいますし、シーズン終わり頃に「あっ、こういう滑りをすれば!?」と気付き、
実践する頃にシーズンが終わってしまい、次のシーズンが始まるころには忘れてしまいます。
速くなりたい気持ちと、練習量、そして環境は決して世界には負けていません。
橋本聖子団長がおっしゃる通り、メダルを取る計画と体制が不足していると思います。
前置きが長くなりすいません。いつもの悪い癖です、、、。
シーズンの終わりのレース「前」に是非やってほしいことが、
次のシーズンを見据えて、思い切ってなにもかも変えてみることをお勧めします。
もちろん無計画に何もかも変えたらだめですよ!! 感覚で変えてもダメです。
ゆっくり、時間をとって、現状分析です。これが本当に1番大事です。ここで翌シーズン結果が決まるといっても過言でありません。
1. 今シーズンどんな滑りをしたかったのか
どんなスケーティングフォームを実施すると、
どんなリンクコンディションで、
どんなタイムを出すことができると思っていたのか。
2. 実際に取り組んでみてどうだったか
(そもそも取り組みたかった滑りができたのか)
何がよかったか、何がだめだったか を徹底的に整理します。
これができたら、来シーズンどうしたいかを整理します。
「もっとこういう風に力を伝えれたら」「もっと、こういうスケーティングフォームで滑れたら」
その為には、、、
「もっと頭の位置を、、、」
「骨盤の傾きを、、、」
「肩の傾きを、、、」
「背筋の角度を、、、」
等など、、、
これらを変更すると、持っている道具のスペックが変わってきます。
「ロックの高さ」「頂点の位置」「膝の角度と足首を成立させる、靴の角度」などなど、
ただ、なによりも99.9999%変わるのは「ブレードの取り付け位置」です。
くどいですが、もう一度いいます。99.9999%「ブレードの取り付け位置」が変わります。
ここまでを、最終レースや、最後の練習1週間で思い切って変更してみてください。
タイムが落ちたっていいんです、そのレースや練習で欲しいのは
「おっ!?良い感じかも!?」とか
「ちょっと頭を下げてみたけど、もっと下げたら、、、」とか
こういうことが見えてきたら、陸トレで何をすべきか、どういうところを強化すべきか、
どういうトレーニングをすればよいかなどが見えてきます。
例えば、こんなトレーニングとか(ちなみに、このトレーニングめっちゃくちゃ効果があると思いますよ)
こちらをクリック
ちなみに、いきなりこのトレーニングを始めたらあまり意味がないですよ。
「こういうスケーティングフォームで滑りたい!!」
「このように力を伝えたい!!」
「こういう風に身体を動かしたい!!」
っという現状分析をじーーーーっくり考えて、
その上で、絶対に重要だ!!!!っという明確な思いをもって取り組むと、
それはもう、効果は絶大ですよ。
逆に、最後のレースや、最後の練習で
「このスケーティングフォームは全然だめだな!!」っていうのをわかることは、この気づきは、本当にすごく重要です。
なぜなら、次のシーズンでこのスケーティングフォームに取り組むことがないからです。
つまり、無駄なトレーニングをも積む必要なくなる。これもすごく重要なことです。
今から、次のシーズンに向けて色々取り組めていると、良い意味で焦ることができますよ!!
「ぬくぬくオフを過ごしている場合じゃないな!!」とか
「こういうトレーニングはオフの間でもできるな!!」とか
「この練習は家でもできる!!」とか
自分の中で明確に「これはやるべきだ」と思えれば、上の文章のように「!!」びっくりマークが二つも付きます。
こういう時は、とても前向きにモチベーション高くトレーニングに取り組めます。
これまで越えられない壁を越えれるような精神的支えにもなります。
むしろ、頑張りすぎて怪我をしてしまうことがよくあるでしょう。
(この状態まで来たら、素晴らしいですが非常に危険です。ぎりぎりのところで自分を止めてくれる優秀な指導者が必要になってきます)
是非、参考にしていただければと思います。
追伸1
日本がオリンピックでメダルを取得するための当ショップの最大の責務は
この究極の加工をどれだけ普及させるかです。
これまで、どれだけのオリンピック選手にこのブレード加工を施工してきたでしょうか。
ロックや曲げも重要です、それよりもなによりも重要なことがあります。
施工するしないは別として、「知ること」がとても重要です
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スピードスケート専門店 Speed Star
店長 : 中山 久美
電話番号 : 050-5534-5640
(不在の場合はメッセージを残しておいて頂ければ必ず折り返します)
メール : info@office-speedstar.com
お得な
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