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スピードスケート 女子500,1000m  小平選手のコメントは印象的でした

公開日: : スピードスケート

 

ソチオリンピック女子500,1000mが終わりましたね。

残念ながらメダルには届きませんでした。

金メダルはいずれもアジア勢で、500mはイ・サンファ選手。

1000mは中国の張選手でした。

 

 

レース後の小平選手がとても印象的な言葉を行っておりました。

「世界の進化についていけなかった」

 

 

私は現役時代にショートトラックに関わっていたのですが、その時から強くそのことは感じていました。

長野オリンピックまではまさに日本は世界各国に対して、頭一つ抜き出てきたでしょう。

長野オリンピックでは転倒などで当時ワールドカップの総合チャンピオンだった寺尾選手がメダル確実視されていました。

500mにおいてはその寺尾選手を追いかけていた、西谷岳文選手が金メダルで、植松仁選手が銅メダル。

1000mに出場した田村直也選手も韓国選手にワンピを引っ張られ、ビデオ判定導入にも繋がった失格でしたが、

メダルの可能性を十分に秘めていました。

 

 

スピードスケートについては、皆さんご存知の通り、

清水宏保選手が金メダル、岡崎朋美選手が銅メダルと輝かしい成績を残されていました。

 

 

スピードスケートについても、ショートトラックについても、

この長野オリンピックからの16年間とても恵まれた環境で練習させてもらっていたと思います。

 

「力不足」という言葉を多く聞きますが、私は今回小平選手がおっしゃられていた「進化についていけなかった」という言葉がすごく納得感がありました。

 

 

この「力不足」の「力」の部分をもう少し因数分解して、項目出しすると、過去にも書いたことがありますが、

心技体、つまり精神、技術、体力とスピードスケート(ショートトラック含む)の場合は道具、展開の5項目に分けられます。

各々の選手のどの部分が欠けていたのでしょうか。

悔しい想いをした選手は、おそらく「精神」は負けていなかったと思います。

体力の部分も相当なトレーニングを積んできて、自信にもなっていたはずですのでこれも負けてはいなかったでしょう。

やはり、技術的な要素で勝つことができなかったのでしょう。

本人達の中では、技術的な要素と、今大会は氷が軟らかく順応できず良いレース展開で滑ることができなかったと言っておりましたので、

この2項目がおそらく足りなかった部分ではないでしょうか。

 

 

楽しく滑れたや、出し切りましたという選手は、

精神的なレベルがおそらくメダリストクラスには届いていなかったのでしょう。どの項目も不足していたはずです。

 

 

では、仮に技術と展開についてもう一つ掘り下げるとどうなるでしょうか。

・スタート

・ファーストコーナー

・ファーストバックストレート

・通常コーナーリング

・通常ストレート

・終盤コーナーリング

・終盤ストレート

・コース取り

スピードスケートについては、大きくはこの7項目に分けられるでしょうか。

上記のどの技術が足りなかったのかを分析する必要があります。

ほとんどの方が「終盤の粘り」や「最後までもつ体力」人によっては、

「終盤にラップを上げることができなかった」とさえ言います。

果たして、本当にそうでしょうか。

3000mのオランダの選手のように、最初にスピードに乗れなかったからではないですか?

フォームの問題ではなく、コース取りではないですか?

 

 

などなど、何が不足しているのかを明確に断定し、

その問題点をどのようにすると克服できるのか(対策)を考え、

それを乗り越えるには何をしなければならないのか(課題)を考えて練習に取り組むことが重要です。

トップ選手ですら、これをきちんとできている方は少ないです。(私がしる限り数人もいないのではないでしょうか)

 

 

これがきちんとできないと、一生懸命練習しても、それは空回りで、確実なレベルアップには繋がりません。

すごくもったいない選手が本当にたくさんいます。

 

 

4年後の同じリンクで金メダルタイムを出すには何をすべきか、

オリンピックを目指している選手は考えなければなりません。

 

 

追伸1

とんでもないブレードを使用している選手がいました。。。

本日の1000mの金メダリストである張選手です、、、

彼女のスラップシステムはバイキングの最も古いスラップシステムが付いたブレードを使用していました。

おそらく、チューブやブレード部分は最新のものに変えているかと思いますが、

スラップシステムはfixed blades という本当に古いモデルです。

スケーティングフォームも相当印象的で決して上手とは言えない滑りだったのですが、

不思議な選手でした。

ただ、最終コーナーまでの身体の動きやキレは圧巻でしたね。

 

追伸2

EVOのブレードがロングトラックではまだ使用されていないようですね。

ショートトラックの方では、半分くらいがEVOではないでしょうか。

黒いチューブのブレードはおそらくEVOのブレードです。

 

追伸3

マーケージの靴やバイキングの靴ですが、既製品と思われる靴を履いている選手が多数いますね。

熱整形の技術があるので、新品の靴を購入する必要は本当にないと思っています。

高いのにきちんとした靴が届く確率が、、、

マーケージの靴は来年にかけて更に進化するようです。

楽しみですね。

 

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