スピードスケートブレードの研ぎ目重要性
公開日:
:
最終更新日:2014/08/12
スピードスケート
スピードスケートの研ぎ目の重要性については
ロック作りマニュアルは、当ショップでダイヤルゲージを購入していただいた全てのお客様に無料で御提供しています。
また、『本気』でスピードスケートに取り組みたい方からお問い合わせいただいた場合も皆さんに無料で配布しています。
最近当ショップに、「理論」「理屈」「だろう」といったような、推測や憶測でブログを書いたり、
お話したりしているのではないかというお声を頂きました。
当ショップで最も大事にしていることは、
実際目で見て、触って、本当によい商品を、いつの日かメダルを取りたい、大きな大会で活躍したい選手に提供する という強い想いで取り組んでいます。
本日は、スピードスケートのブレードの研ぎ目について『実際』どういう状況にあるのかについて
実写をもとに解説していきたいと思います。
いかに、ロックの23mや25mにこだわることよりも、何十倍も研ぎ目の方が重要かということが良く分かると思います。
つらつらと解説するよりも、こちらの画像をご覧いただいた方が早いですね
研ぎ目というものが、いかにはっきり、くっきりしたものであるか、『抵抗』というキーワードをもとに写真をご覧ください
※写真の上がブレードの先端になります。
【間違った研ぎ目②】 コーナーに対して平行。
研ぎ目の溝が滑走面の端っこに来ると、ブレード長手方向に対して、広範囲にエッヂがなくなります。転倒リスクが一気に高まります。絶対に平行に研ぐことはダメです。
もう一度いいます、
平行に研ぐと転倒のリスクが発生します。転倒するとその時点で終わりです。
研ぎ目を逆目を付けると『とんでもない抵抗』が発生します。
ブレードで重要なことはたった二つです
・ブレードそのものを極限の無抵抗状態にする。
選手の力量関係なく、ブレードそのものを滑る状態にすることを意味します。
自動車に例えると、『転がりやすいタイヤ』という表現をすればよいでしょうか。
転がりやすいタイヤは、軽自動車でもスポーツカーでも関係なく、スピード・燃費に効果がありますからね。
こちらを手掛けているのは、世界を見ても、当ショップしかありません。
選手個人で管理することは絶対にできない部分です。
・身体から繰り出される力を効率よく氷に力を伝える状態にする
これは、ブレードの種類、ロック、曲げなどでコントロールする部分です。
是非、定規型のロックゲージやダイヤルゲージを使用して、個人で管理していただきたいことです。
北海道では7月末からリンクが開きます。
次のシーズンに向けて最高の状態にメンテナンスしてあげてくださいね。
追伸1
日本がオリンピックでメダルを取得するための当ショップの最大の責務は
この究極の加工をどれだけ普及させるかです。
これまで、どれだけのオリンピック選手にこのブレード加工を施工してきたでしょうか。
ロックや曲げも重要です、それよりもなによりも重要なことがあります。
施工するしないは別として、「知ること」がとても重要です
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スピードスケート専門店 Speed Star
店長 : 中山 久美
電話番号 : 050-5534-5640
(不在の場合はメッセージを残しておいて頂ければ必ず折り返します)
メール : info@office-speedstar.com
お得な
メルマガ登録 : http://goo.gl/FRJPR
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ショップURL : http://office-speedstar.com/
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