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EVO スラップ クロム ブレード スピードスケート新ブレードの紹介

公開日: : 最終更新日:2013/12/14 スピードスケート

スピードスケート用の先日紹介したブレードの問合せが多く来ています。

「ぶっちゃけどうですか?」という質問や
「構造上こういう考え方もあるんじゃないでしょうか?」といった内容の質問まできています。

ここ最近、お問い合わせで、道具の構造や機能についてお問い合わせいただくことも多く、多くの方が興味を持たれていることに非常に喜びを感じています。

ここからもう一歩考えを深めていただき、スケーティングフォームとの連関を意識すると、もっともっと色々なことが見えてきます。

これまでにも何度も何度も申し上げてきましたが、むしろスピードスケートは「スケーティングフォーム有りき」で、
・どういうスケーティングフォームで滑りたいのか。
言い換えると
・どのように氷に力を伝えたいのか。
がタイム向上にとって最も重要です。

この理想のイメージが頭の中にあって、その理想のスケーティングフォームを表現する為に、スケーティングフォームから順番に、靴が有り、システムが有り、ブレードが有り、ロックがあります。

にもかかわらず、どうも、ロック → ブレード → システム → 靴 → スケーティングフォーム という逆の順番で考える方が非常に多いです。(特にトップ選手やトップの指導者に多いです)

つまり、「スケーティングフォームは悪くない、悪いのはロックやブレードである」と言ってることと同義なんですよね。

これも何度も何度も申し上げてきましたが、道具は管理さえできていれば、そうそう壊れたり崩れたりしません。ほとんどのケースは、スケーティングフォームとブレードの取り付け位置が原因のことが多いですね。(いや、これまでのブログでも書いてきたとおり、トップ選手も含めてほとんどの選手がロック管理ができていないこともまた事実ですね、、、)

 

今日は、先日少しだけ紹介したEVO(エボ)の新ブレードで、メイプルではブリザードに相当するブレードを紹介します。

名称    : EVOスラップクロム
チューブ  : 高品質アルミニウム
ブレード  : ステンレス鋼 (12C27)
素材硬度  : 54HRC (12C27の実用硬度です)

使用されている素材は、メイプルのブリザードと同じです。

何が違うのかというと、以下の2点の構造です。

1点目 Evo Arc Technology (エボアークテクノロジー)の採用

チューブは、先日のブログに記載されている通り、Evo Arc Technology(エボアークテクノロジー)というEVO独自の技術が使用されており、使用素材がアルミニウムながらブレード受け部分がアーチ形状になっており、チューブに掛かる力を分散させるような構造になっています。

このおかげて、素材がアルミニウムながら、スチールやカーボンに比べて不足している上下方向の強度を確保しています。

 

2点目 システムとチューブの接合点

システムとチューブの接合部分(可動部分)をよーーーく見てください (写真の角度が違うのはお許しください)
(左側:エボ 右側:メイプル)

EVOスラップクロム

Blizzard - Maple - Long Track - Speedskating - Cascade Speedskates - Photoメイプルはチューブにシステムがはまっていますよね?

つまり結合部分については、チューブ側が広くて、システム側が狭いです。
エボはシステムにチューブがはまっていますよね?
システム側が広くて、チューブ側が狭いです。

 

それがどうしたと、、、
だからなんだと、、、

 

これまでもずーーーっと言い続けているスピードスケートのキーワード「安定」上、非常に重要です。

言葉での説明が難しいので、こちらの画像をみてください。

EVOとメイプルの違い

メイプルの場合、システムとチューブの連結点で、一度膨らんでしまうため、力が外側に逃げてしまうんです、でもブレードに向かって力が集束しようとするので、力が安定せず。
イメージ通りの力を伝えたいのに、力があっちやこっちに逃げてしまう為、力をイメージ通りに伝えることができません。

この2点がメイプルブリザードの構造上の大きな違いです。

ちなみにシステムとチューブの連結点については、エボはすべてのブレードに採用しています

発展途上の選手が使用するブレードになりますので、一概に良さを比較することは難しいのですが、すくなくとも構造上のメリットはそれなりにあるのかなと個人的には思っています。

 

編集後記

構造上での違いもありますが、
これまで初心者や初めてスラップを履く方には、メイプルブリザードしか選択肢がなかったのですが、
「黒チューブにする?」「シルバーチューブにする?」という、選択肢が増えただけで、ジュニアの選手達は楽しくなるのではないでしょうか。

 

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